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ホルスタイン種の遺伝的不良形質

現在、ホルスタイン種の遺伝的不良形質は下記の項目が検査可能です。すべて常染色体劣性遺伝様式ですので、正常牛と保因牛は外見では区別がつきません。なお、毛色は遺伝的不良形質に含まれませんのでレッド因子の遺伝子型検査はその他の遺伝子型検査をご覧ください。

大切な遺伝子資源を十分に活用するために[PDF]

白血球粘着性欠如症(BLAD)

免疫不全により、生後数ヶ月で肺や腸などに細菌が感染し、死亡します。

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複合脊椎形成不全症(CVM)

首や背骨が曲がり、ほぼ全てが胎子期に流産や死産となります。

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単蹄(MF)

ひづめが一つしか出来ないため、歩行が困難になります。左側より右側、後肢より前肢のほうが発症しやすい傾向があります。

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短脊椎症/ブラキスパイナ(BY)

流・死産がみられ、死産胎子(10kg内外)は低体重となります。背骨と尾が極端に短く、心臓や多くの内臓に欠損がみられます。

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胚致死性関連遺伝子欠損症(HH1〜7/H1〜7)

授精後に流産(胚発生の停止)が起こります。保因牛同士の交配では不受胎の原因となることがあります。

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コレステロール代謝異常症(CD/HCD)

慢性下痢、肺炎、浮腫、発育不全で、ほとんどの個体が3週〜6か月で死亡します。血中コレステロール濃度が極めて低くなるのが特徴です。

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