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ホルスタイン種の遺伝的不良形質(HH1〜7/H1〜7)

胚致死性関連遺伝子欠損症
(HH1〜7:Holstein Haplotype 1〜7)

 対象品種:ホルスタイン種

 本症は、胚発生に関与する遺伝子の変異によって発生する常染色体劣性の遺伝的不良形質です。ゲノミック評価に用いたSNP情報からホモ型が存在しないハプロタイプとして検出され、劣性遺伝様式の胚致死性関連遺伝子が突き止められました。保因牛同士の交配では不受胎の原因となることがあります。
 ゲノミック評価時のハプロタイプ推定とは異なり、原因遺伝子の変異を直接検査することで確実に遺伝子型を知ることができる検査です。検査申込は7種の遺伝子がセットですので個別に検査はできません。

・検査成績の表示法

H1〜7Fである 正常遺伝子のみで、疾患遺伝子を持たないため、発症しません。子に疾患遺伝子を伝えることはありません。
H1〜7Cである 正常遺伝子と疾患遺伝子を持っています。発症することはありませんが、1/2の確率で子に疾患遺伝子を伝えるため、交配する牛によっては、不受胎の原因となることがあります。
H1〜7Sである 疾患遺伝子のみを持つため、胚発生が停止します。出生することはありません。

 

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