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凍結精液

 研究開発の概要

 高品質の凍結精液を生産するための新しい凍結手法や希釈液の改良開発を行うとともに、凍結精液の品質検査、凍結精液の人工授精による受胎調査を行っています。

1.凍結精液の品質および生産性向上技術の開発
 凍結精液の品質を向上させ受胎率改善に結びつく研究開発とともに、性選別精液(Sort90)の品質向上と生産効率の改善に取組んでいます。

2.凍結精液の品質検査
 種雄牛センターで生産された凍結精液の品質検査を定期的に実施しています。

3.これまでに開発した実用技術
(1)FCMax®(二層式ストロー)法
 精液層と希釈液層からなるFCMax®(二層式ストロー)法を開発(特許第5738314号)し、現在性選別精液のすべてに適用しています。
(2)深部注入器
 子宮角深部に精液あるいは受精卵を注入することができる深部注入器を開発(特許第3361778号)し、「モ4号AI」(ミサワ医科工業 梶jとして販売されています。
(3)精液品質検査法
 雌牛の体外環境を模倣した高粘性の検査液を用いて、精子運動性を検査することにより受胎率と関連性の高い検査法を独自に開発しました(特許出願中)。
(4)新しい希釈液の開発
 卵黄を使わない新しい希釈液の開発に成功し、現在、実用化に向け取組んでいます(特許出願中)。

 


 

 


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