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その他の遺伝子型検査(Polled)

無角遺伝子型(Polled)

 対象品種:ホルスタイン種/ジャージー種

 無角は顕性(優性)遺伝様式のため、無角因子を有する個体はすべて無角の表現型を示します。無角因子を2つ持つ個体は、子もすべて無角になりますが、有角因子と無角因子を1つずつ持つ個体からは有角の子が生まれることがあります。また、無角の原因となる遺伝子は特定されていないため、関連が報告されている領域の配列から遺伝子型を推定する検査となります。そのため、検出する領域での組換えが確認された場合、該当する個体は表現型が有角、無角に関わらず検査結果は「組み換えにより判定不能」となります。ゲノミック評価時のハプロタイプ推定とは異なり、対象領域をより詳細に検査することから、フリーシアン型とケルト型(ジャージー種など)の両方に対応した推定が可能となっています。

・検査成績の表示法

POF(TP)と推定された 有角因子のみを保有し、無角因子を持たないと推定されます。表現型は有角となります。
POC(PC)と推定された 無角因子と有角因子を持っていると推定されます。表現型は無角となりますが、子に1/2の確率で有角因子を伝えるため、交配する牛によっては子が有角となります。
POS(PP)と推定された 無角因子のみを持っていると推定されます。表現型は無角となり、その子もすべて無角となります。
組み換えにより判定不能 検査領域内で組み換えが起きている可能性が高いため、表現型に関わらず遺伝子型について判定ができません。

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