トップページ ウシ 遺伝子型検査 黒毛和種の遺伝的不良形質 CHS1
黒毛和種の遺伝的不良形質(CHS)
チェデアックヒガシ症候群(CHS)
対象品種:黒毛和種
本症は、CHS1遺伝子(LYST遺伝子)の変異によって発症する常染色体劣性の遺伝的不良形質です。発症牛は、血小板機能の異常による止血不全(打撲や去勢時に出血が止まりにくい)や血腫を主徴としますが、発症した場合の致死性は低いと言われています。その他の特徴として体毛の淡色化、赤目が発生することが報告されています。また、白血球、特に好酸球に巨大顆粒が認められます。対症療法として輸血は有効とされています。
・検査成績の表示法
CHS1-正常 | 正常遺伝子のみで、疾患遺伝子を持たないため、チェデアックヒガシ症候群になりません。子に疾患遺伝子を伝えることはありません。 |
CHS1-保因 | 正常遺伝子と疾患遺伝子を持っています。チェデアックヒガシ症候群を発症することはありませんが、1/2の確率で子に疾患遺伝子を伝えるため、交配する牛によっては、子に疾患型が現れることがあります。 |
CHS1-変異型 | 疾患遺伝子のみを持つため、チェデアックヒガシ症候群になります。 |