よくあるご質問(ゲノミック評価)
遺伝子型検査(牛)に関する質問はこちらをご覧ください。
Web情報提供サービス『G-Eva®(ジーバ)』に関する質問はこちらをご覧ください。
−申込みについて−
A: 日本ホルスタイン登録協会の北海道支局・各都府県支部・委託団体に申し込んでください。
A: 肉用牛のゲノミック評価については地域を限って試験的に実施しています。窓口団体、当団種雄牛センターまたは遺伝検査部までお問合せください。
A: 窓口団体、当団種雄牛センターまたは遺伝検査部までお問い合わせください。
A: 母牛の個体識別番号がわからない場合は空欄にして下さい。受卵牛(レシピエント)の個体識別番号は記入しないで下さい。
A: 窓口団体には評価報告書と共に請求書を送付いたします。窓口団体へのお支払いは各団体にお問い合わせ下さい。
−試料について−
A: 誕生直後に採取した毛根でも可能ですが、若齢個体ではしっかりした毛根が少ない場合があります。しっかりした毛根が少ない場合は、本数を多めにするか、ある程度成長してから採取して下さい。
A: 水分を除いて常温で冷暗所に保存してください。1ヶ月以上保存する場合は冷蔵庫に保存することをお勧めします。
A: ゲノミック評価で行うSNP検査には遺伝子型検査や親子判定検査などより多量のDNAが必要になります。サンプル採取方法のページを参考に改めて採取して下さい。
A: 双子以外であれば血液でも可能です。それ以外の試料は遺伝検査部までお問い合わせください。
A: 追加料金は必要ありませんが、評価時期が遅れてしまう場合があります。
A: はい。清潔で密封できる袋であれば代用できます。個体識別番号を必ず記載して下さい。
A: 令和3年7月から取扱いを開始しております。詳細はこちらをご覧ください。
A: 当団から耳片採取器材(アプリケーター、チューブ)の配布は行っておりません。こちらから取扱業者一覧をご参考の上、お近くの動物用医薬品取扱業者営業所よりご購入ください。
A: 保存液ありチューブ(リキッド)の場合、メーカーの取扱説明書では常温で1年間保管可能とされていますが、長期間(6ヵ月以上)保管する場合は、安全のため、冷凍での保管をお勧めします。なお、保存液なしチューブ(ドライ)は保管を想定した製品ではありませんので、保存液ありチューブ(リキッド)の使用をお願いします。
−評価について−
A: 種雄牛になる可能性のある雄牛は、その影響の大きさを考慮して受け付けていません。
A: 黒毛和種であればどの系統でも評価可能ですが、純粋な但馬系など当団平準化事業の検定調査牛・同期牛が少ない系統では正確度が落ちると予想されます。
A: 毎月25日前後までに試料、申込データ、血統データが到着したものについて、翌々月の上旬に結果を返していますので1ヶ月半〜2ヶ月半かかります。
A: できます。授精/移植証明書と母の登録書のコピーなど両親の基本/本原登録番号(高等登録番号は不可)がわかる書類と共にお申込み下さい。
A: できます。登録書の代わりに母牛の登記書と共にお申込み下さい。母牛の登録番号が判明した時点で番号をお知らせください。
A: できません。当団のゲノミック評価は血統情報とSNP情報の両方を用いているため血統情報が必要になります。
A: ゲノミック育種価は遺伝的能力を示す値のため、実際の枝肉成績は性別や環境によって異なります。当団では評価の対象となった個体のうち、全国の繁殖雌牛集団に近い過去3〜7年以内に産れた雌集団を「基準集団」とし、そのゲノミック育種価の平均値を0としています。
A: 令和元年10月より脂肪酸組成形質、令和4年10月より発育関連形質についての評価を始めました。他の形質についても研究開発に努めています。
A: 全国評価です。全国の繁殖雌牛集団に近い過去3〜7年以内に産れた雌集団を「基準集団」とし、そのゲノミック育種価の平均値を0としています。
A: 当団のゲノミック評価は血統情報とSNP情報の両方を用いるssGBLUP法を利用し、全国で肥育されている検定調査牛およびその同期牛の枝肉データを参照集団として用いています。第三者からなる検証委員会において雌牛などの遺伝的能力の把握に使え、特に若い雌牛の能力把握に有効である、とされています。
−その他−
A: SNP検査はゲノミック評価に必須な検査ですが、ゲノミック評価そのものではありません。ゲノミック評価にはSNP検査に加えて参照集団のSNP検査および評価値計算が必要です。
A: 当団種雄牛など当団でのゲノミック評価を行った個体とはSNPによる親子関係の確認を行っていますが、それ以外の個体は申込者の情報をもとに評価しています。親子関係を証明するものではありません。
A: 採取時の個体の取り違えの可能性があるので再度試料を採取して送付して下さい。再送付した試料でもSNP型が変わらない場合は、登録協会支部等を通じて正しい親子関係を調査して下さい。
A: ゲノミック評価は基準集団が全国である点など、全国和牛登録協会などの育種価とは異なる点が多いため比較することはできません。同じ集団を用いた場合は一般的に産子の情報がない期待育種価と比べ、ゲノミック育種価は高い正確度を持つ値が得られます。
A: 区分は標準偏差単位(σ)により、区切っています。H≧1.282>A≧0.674>B≧0>C≧−0.674>Dです。
A: 個体のDNA情報は年齢や環境などでは変化しませんので再検査は必要ありません。ただし、評価結果は相対表示のため、基準集団が変化することによって評価値は変化します。最新の評価値はG-Eva®で確認できます。
A: 母数効果として性の効果はモデルの中に入っていますが、当団のゲノミック評価はいまのところ、性染色体上のSNP情報やSNPの遺伝子型については考慮していません。