尾房の毛を約80本使用します。
遺伝子型検査や親子判定検査などより多量のDNAが必要になります。
尾房の毛を採取します。
- 尾房部分に付着したゴミや古い毛などを取り除いてください。ブラシや乾いたタオルなどで尾房をきれいにしてください。
- 片手で尾房をつかみ、ペンチや素手等で20本程ずつを引き抜いて、合計約80本になるまで繰り返して下さい。 ※ペンチ使用の際、一度に引き抜く本数が多すぎると皮膚を損傷するおそれがありますので、お気をつけください。
- 毛の根元に毛根が付いていることを確認して下さい。引き抜くことで毛根が付着します。
- 毛根部を同じ方向に揃え、採取した毛をセロテープかビニールテープで束ねます。
- 毛が長い場合は、毛根部と束ねた部分が袋に入るようにして、それ以外はハサミで切り除きます。1袋に1頭分の毛を入れてください。
- 毛が濡れている場合は、水分を取り除いてチャックをしっかり閉めてください。発送まで冷暗所で保管して下さい。
- 必要事項をラベルに記入し、家畜改良事業団遺伝検査部あてに送付して下さい。
注意:
お送り頂いた毛根で検査結果が出ない場合は、再度毛根採取をお願いすることが御座います。
尾房から毛を採取できない場合は、尾根部から約200本以上毛根を採取して下さい。短い毛は毛根台紙でお送りください。
多胎子(双子)の場合は血液は使用できません。
多胎子の場合は同性でもキメラの可能性がありますので毛根での検査をお願いします。
※当団から採血器材の配布は行っておりません。
単子で生まれた個体から、抗凝固剤*入りの全血用採血管を用いて4mlをめどに採血してください。
(1ml以下では検査ができませんのでご注意ください。)
(*抗凝固剤はEDTAやクエン酸ナトリウムのものが望ましいです。)
採血後の試料は、冷蔵で保管し、冷蔵での送付をお願いします。
(冷凍不可)
試料の識別ができるように、採血管に貼付されたシールに、採取した牛の個体識別番号などを記入してください。
試料の劣化を防止するため大型連休直前、年末年始の送付は避けて下さい。
誕生直後に採血した血液でも検査は可能です。
耳片採取には、専用の耳片採取器材が必要です。
国内販売製品はこちら(オールフレックスTSU・ワンタッチサンプラー)
※当団から耳片採取器材の配布は行っておりません。
採取方法の詳細版はこちら(オールフレックスTSU・ワンタッチサンプラー)
採取方法の動画はこちら(オールフレックスTSU・ワンタッチサンプラー)
耳の筋肉組織を採取します。
- 牛をしっかり保定し、耳片を採取する耳の両面をペーパータオル等で拭きます。
- 耳片採取器材を用いて、耳の後ろから刃を当て耳片をすばやく採取します。器材の取り扱いについては、各メーカーの説明書に従って、操作して下さい。 注意:太い血管を避けて、採取してください。 出血した場合は、圧迫して止血を行って下さい。
- 採取容器(チューブ)内に耳片があることを確認してください。
- 必要事項をラベルに記入し、発送まで室温で保管して下さい。 1袋に1頭分の採取容器を入れて、家畜改良事業団遺伝検査部あてに送付してください。
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※耳片採取器材は、動物用医薬品取扱業者(オールフレックスTSU)、サージミヤワキ株式会社(ワンタッチサンプラー)からご購入ください。当団から耳片採取器材の配布は行っておりません。
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