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トレーサビリティ技術
DNAを用いた個体識別
個体の同一性を科学的に証明するには、DNAは現在の技術で最も正確性の高い手法です。DNAは細胞の核の中に含まれており、どの部位から採取しても同じ情報を得ることができます。
DNAによる同一性検査は、例えば出荷前の毛根と、出荷後の肉を検査対象とすることで可能になります。同一のDNA型をもつ個体は、一卵性双子や分割受精卵、クローンでない限り存在しないとされています。
個体識別確率
個体識別確率とは、集団の中から目的の1頭だけを特定できる確率を示した数字です。我々が用いている13種類のDNAマーカーを用いると、その精度は0.99999999・・・(1.00 - 2.95 x 10-15) と非常に高いです。理論上は、10兆頭以上の個体から、目的の1頭だけを特定できることを意味しています。