性判別の順序
- 受精卵の細胞の一部を性判別用に切断する。
- 切断したものを薬品と一緒にチューブに入れ、その後機械を用いて雄が特異的に有するDNAの一部(核酸配列)を増幅させる(LAMP法) 。
- DNAを増幅させた後、反応副産物であるピロリン酸マグネシウムによる白濁(濁り具合)で雌雄を判別する。
1.受精卵切断方法
1.拡張期胚盤胞


2.切断開始

黒い物は切断用刃物

黒い物は切断用刃物
3.切断中


4.切断中

切断と共に胚は収縮する

切断と共に胚は収縮する
5.切断直後


6.切断終了

刃物上部の小片が性判別用

刃物上部の小片が性判別用
2.DNA増幅方法

LAMP法DNA増幅装置
上蓋を閉じた状態

上蓋を開いた状態
装置左側の6列の穴にチューブを入れてDNAを増幅させる。
装置右側の1列の穴に増幅後のチューブを入れて濁り具合により雌雄を判定する。
3.雌雄の判定方法
![]() | ![]() | ♂(雄) ♀(雌) チューブ左から | |||||||
♂ | ♂ | ♂ | ♂ | ♀ | ♀ | ♂ | ♂ |
チューブ内の液の濁り具合で雌雄を判定する。
判定には2.の装置を用いて行う。
受精卵が雄だった場合、チューブ内の液は黄白色に濁る。
受精卵が雌だった場合、チューブ内の液は透明な黄色のまま。